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12月12日


「ウニデス」

ゴアに到着2日前の朝。
路上で自転車に乗ったインド人サイクリストに出会った。

トゲトゲをジェッシャーで表現しながら自己紹介された。
北インド、ジャンムー・カシミールのシュリナガルから走ってきたという
ケーララ州生まれ59歳のウニさん。

2011年3月の東日本大震災のとき、MSFの救援医療活動で仙台を訪れている。ハイセンスな和風自己紹介ができるのはそのためだ。

ウニさんはトップの立場だったので、報道機関との会談のためなどで1週間くらいの滞在だったようだけど、MSFチームは2ヵ月ほど現地で医療活動を行っていたそうだ。
震災について恥ずかしながら表面的な事実しか理解していない自分だけど、
ここは日本人としてお礼を彼に伝えた。

個人的にもコンゴでMSFの診療所にお世話になっている。
ジャングル走行で虫に咬まれ両足が膿んで痛みが酷く、たまらず治療をお願いした。
その時に充電させてもらったり、テントも敷地内に張らせてもらった。
その話をするととても興味深そうに耳を傾けてくれた。

留学先のアメリカから研修医として帰国した1988年にカシミールを自転車で走行。
その時にいつか祖国インドを端から端まで自転車で走破してみたいと思ったという。
その25年間思い続けた夢をMSFトップの重役(2011~2013)を下りてから今ついに実現している。シュリナガルからトリヴァンドラムまでの5,000kmを100日で走破する計画だ。
途中各地で講演を行いMSFの活動ためにお金を募りながらの旅

MSFのサポーティングチームが車で同行していて、講演や各種交流イベント、ルートチェック、体調管理、水分補給面にあたっている。加えてドキュメントムービー制作のための取材班3人が大きなビデオカメラを持ちながらワゴンで伴走して付いてくる。

「一緒に走ろうか」ということになって、
自分も腰周りと襟部にマイク装置をつけながらの走行。
ウニさんはマラーティー語は話せないけど大体読めるので、
標識があるところで止まることはなくなった。

走行ヤシ


取材班のカメラが終始視界に入る。
ウニさんはずっと取材班に付き纏われているのを不自由に感じていて、
時折僕に愚痴をこぼした。自分に置き換えて考えると全くもって窮屈この上ないと思う。
でもウニさんの旅は僕のものと違って社会性のある旅だからそれは仕方ない。
デメリットもあれば、メリットも大きいはず。
人の役になれる能力を持っている人は人に求められる。
その能力故放っておいてもらえない。
携帯もよく鳴っていた。
「自由になれませんね」といって僕は笑う。

ウニさんは18年間のMSF活動で、世界70カ国あまりで医療活動に当たってきた。

MSF活動

医師としての医療活動の他、2011~2013年の3年間はトップとして各国政府や関係機関、メディアとの会談に忙しくしていたようだ。

今現在混乱の続く中央アフリカ共和国の首都バンギ。
2011年、ちょうど僕がバンギにいたのと同時期、
ウニさんは当時のボジゼ大統領との会談のためにバンギを訪問。
「もっと国民の健康管理のために国のお金を使ってほしい」と要望を伝えると、
「国内の各派閥と仲良くやっていくためにお金は使います」とボジゼは答えたそうだ。
そんな面白いこと言える国のトップはそういない。

寄付できるお金のある裕福な人へのメッセージを、と言われ、
「MSFならそのお金を最も良い方法で人々のために使ってくれると思います」
となんとも教科書通りのコメントを片言英語で残したけど、その言葉に偽りはない。

走行後ろ


ウニさんと走るのはいろいろ聞けて面白かった。
ただ、常にカメラがついてくる ”不自由さ ”がやはり嫌だったので、
日没少し前に「また会いましょう」とお別れした。

じーらまさら

クリスマスは一旦休みをとって、
ベンガルールからモルディブに飛んで恋人と過ごすと言っていた。
インドの富裕層にとってモルディブってそういう場所なんだなぁと思った。
それにしても、モルディブってインド洋のどっかに浮かんでいるんだとは承知していたけど、インドからだいぶ近いんですね。

おそらくもう一度、タミルナードゥでウニさんと交差すると思う。
モルディブの話を聞いてみたい。

ふたり

※photos from Esmerelda/MSF


MSFインド:www.msfindia.in
ウニサイクル:www.cycleformsf.in


@Mahe・India

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hiromu jimbo

Author:hiromu jimbo
I'm in a challenge to cycle around the world
since May 2009,started from Istanbul,Turkey.
Motivation for this journey just comes from big curiosity about the world.I'd like to see and feel the ordinary life of the people living in defferent cultures.

2009年5月末イスタンブールより
自転車世界一周挑戦中です。
世界で起きていることへの大きな好奇心がペダルを回しています。その土地で生きる人の日常生活を見ていけたらと思います。

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*special thanks to sekiji-san

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68,781km (May09-May14)
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