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In order to protect marine resources from overexploitation, variety of management measures have been implemented to ensure sustainable harvesting in South Africa. It is illegal to harvest marine living resources without a valid permit even for recreational fishing. As for the abalones, mainly due to Chinese porchers can’t be caught any more. However, the kelps and the seaweeds growing plenty enough on the Cape coast are wonderfully out of control. I know some people living around here using seaweeds for salad or so, It seems they almost don’t have a kelp eating habit. For myself, it’s very much enough to be allowed catching them as they are the one of the most important ingredient for Japanese flavor I have missed.


園芸場5km先のスカルボラフ(Scarborough)の海岸。
トムの友人のアンさんは見せてくれたのは
海岸で拾った先住民が使っていた5,000年~1万年前のものと見られる陶器のかけら。

昔、ケープ半島には現在ボツワナ、ナミビア、南アフリカ・北ケープ州にかけての
カラハリ砂漠周辺に暮らすコイサンの人々がたくさん住んでいた。
彼らの先祖にあたる人々はおよそ12万年前までには
すでにこの地で生活を始めていたと推定されている。
(狩猟採集民族のサンと牧畜民族のコイコイの人々の総称)

コイサンの人々はケープ半島沿岸に生息する豊富な海の生き物を捕獲、採集してきた。
種々の魚の他、貝類、アザラシ、海鳥、などがその代表的なものだ。
広範囲に渡ってその存在が確認されている貝塚が、
移動しながら1年のうちの数ヶ月を沿岸で過ごしていたことを物語っている。
陶器の他、彼らが使用していた石器も見る人が見ればわりとすぐ見つけられるようだ。


その代々この地に生きる人々の生活を支えてきた海の恵みは、
現在、担当管理局からの許可なしでは何一つとして獲ることは許されていない。
南アフリカでは海洋資源の乱獲を防止のため、
漁業は様々な規制の下、厳格に管理されている。
漁師だけではなく余暇での釣りも許可なしでは違法とみなされる非常に厳しいものだ。

許可を得るには最寄りの郵便局で申請し、
漁を希望する魚介類ごとにまたはその漁の手段ごとに定められたお金を支払う。

P1020087.jpg

サイズ、数、シーズン、エリア、道具の規制などなど
許可を取得してもその中でまた厳しい規制がある。
たとえば今が旬のロブスターの漁シーズンは11月中旬から4月上旬まで。
許されるのは1日4匹までで、体長80mm未満のものは獲ってはいけない。
許可料金は94ランドでシーズン中有効となる。

このような規制がされ始めたのがいつ頃からなのかよくわからないけど、
そんな昔のことではないようだ。
制限のない乱獲で海洋資源の数は減少してきた。
とりわけアワビに関してはもう獲ることができなくなってしまった。
中国人の密漁が原因だ。
密漁したアワビを中国本国に輸送し高値で売る。
オイスターや陸ガメも狙われる。
庭に飼っていた陸ガメ70匹をごっそりやられたという人にもここに来る途中に会った。
漢方薬の原料とかで甲羅が高く売れるんだと思う。
海洋資源ではないけど、クルーガー国立公園エリアではサイがやられている。
サイの角がやはり高く売れる。
2012年に600~700頭ものサイが密漁にあったと聞いた。
中国人は自分たちでは動かない。黒人を雇って密猟させている。
南アフリカにおける中国人主導の密猟は深刻な問題になっている。

スカルボラフの海岸の岩肌にはムール貝がびっしり。

P1010345.jpg

裾を巻き上げて南極からやってくる冷たい海水の中に足を入れる。
大きいものを選んで容器に入れて持って帰ってスープをつくる。

このダシがすごくいい。
海の香りが充満したダシ汁に、生姜と塩、醤油とごま油を加える。
生姜はこれでもかとたっぷりいれる。
みんなうまいうまいとおかわりしてくれる。

もちろん、ムール貝をそのままで、
もしくはわさび醤油とかで食べるのだって最高の贅沢になる。

ただムール貝を獲るにはやはり許可が要る。
自分一人では獲りにいくことはできない。

同じくスカルボラフの海岸には、コンブとワカメが気持ち良さそうに泳いでいる。

P1010589.jpg

下がってきた裾を巻き上げて南極からやってくる冷たい海水の中に足を入れる。
特に選ぶことなくガバっととって持って帰ってやっぱりスープをつくる。

このダシがまたすごくいい。
海の香りが充満したダシ汁に、生姜と塩、醤油とごま油を加える。
生姜はやはりこれでもかとたっぷり。
溢れそうなくらいたっぷりのコンブとワカメの具。
みんなうまいうまいとおかわりしてくれる。

このコンブやワカメは海洋資源とみなされていないのか、
規制なく自由に好きなだけとれる。

こちらにはワカメをサラダなどにして食べる人はいても、
コンブを食べる習慣はほとんどない。
初めて持って帰ったとき、とても怪訝そうな顔をされた。

海岸にある公共トイレの清掃管理のバイトをしている
ジンバブエ人とマラウイ人が「コンブって食えるのか?」と訊いてきたので
口に入れて呑み込むのを見せてから、はいと渡した。
美味しくなさそうだったけど、
髪にいいらしいと話すと興味深そうな表情をしてとっていた。

規制はないけど、一人ではあまりいくなと冗談半分で言われている。
中国人に間違わられて、つまらない疑いをかけられ
面倒臭いことになることを心配して言ってくれている。

その昔、この地で暮らしていたコイサンの人々の中に、
僕みたいなコンブ好きが一人でもいたら、コンブは彼らの食生活に取り入れられて
後にこの地にやってくるコーサやズールーなどの人々に伝わり、
さらに遅れてやってくるヨーロッパ移民にも伝わって‥

そんなことを考えて僕はまたひとり海岸に向かう。
南アフリカでコンブ漁が禁止される日もいつか来るのだと思う。


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Comment
25
なんか、良い文ですね。
ひきこまれて、時を忘れます。
もっと書いて下さいよ。

26
Re: タイトルなし
>四宮さん
なんですかその表現、四宮さんにそんなこと言われたらうれしいじゃないですか
四宮さんはじめ、旅しながら数年間ブログを継続されてきた方々には敬服します
時間と環境を確保するのが課題ですよね


27
アフリカの星野道夫になってください。
星野道夫がノーザンライツなら、ジンさんは
サザンクロスです。酔ってます、はい。

28
Re: タイトルなし
四宮さん、ブログの存続がまず目標の小物ですから
でっかい名前つけないでください笑
星野道夫さん早く読んでみたいんですけどね、
最近偉大なる冒険家にもらった本が重すぎて当分先になりそうです

29
昆布
オランダでは海藻は食べなくて、
すしは流行っているけど、友人ものりやわかめ汁は
だめです。
しかし、ひろむさんは食べ物を恐れず、”こんぶ”など食べてみるのですか?
私は慣れない物にとりかかりたくない方です。
これで、行きましたけど...。ここには日本食は余り食べないつもりで来ました。まりおん

30
Re: 昆布
>まりおんさん
オランダの方は海藻食べないんですね
スカンジナビアでは海藻食文化があると聞いたので
オランダ辺りもそうなのかなと思ってましたが
僕に関しては食べ物に恐れなしです
なんでも口に入れてしまいます

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hiromu jimbo

Author:hiromu jimbo
I'm in a challenge to cycle around the world
since May 2009,started from Istanbul,Turkey.
Motivation for this journey just comes from big curiosity about the world.I'd like to see and feel the ordinary life of the people living in defferent cultures.

2009年5月末イスタンブールより
自転車世界一周挑戦中です。
世界で起きていることへの大きな好奇心がペダルを回しています。その土地で生きる人の日常生活を見ていけたらと思います。

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*special thanks to sekiji-san

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68,781km (May09-May14)
35,906km (July2014- )

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