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今日もアガパンサスの花がきれいに咲いている。
大西洋を望む丘からは白いエバーラスティングの花の絨毯が広がっている。

DSC_0477.jpg


喜望峰近くにあるGood Hope Gardens Nurseryという
園芸場で“半日労働・無料でテント泊”の生活を始めて
気付けば2ヵ月が経ってしまった。

園芸場ではフィンボスを始め、南アフリカ原産の植物を中心に栽培している。
フィンボスっていうのはウエスタン・ケープ州独特の潅木地帯のこと。
世界でもここだけに見られる植物群生で、
一帯が世界遺産に登録され保護されている。

草むしりや水遣り、鉢の移動とかの単純労働が僕の主な仕事。
力仕事も結構あって造園チームの種々のヘルプとか
スコップやフォークを使っての堆肥づくり、植物用の日除け屋根作りなどもある。
よく手足に傷をつくってしまうが、アロエの葉をとってそのエキスを塗ればすぐ治る。

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またはサワーフィグ(sour fig)という植物の葉っぱでも良い。
同じように効き目のあるエキスが葉から出てくる。
このサワーフィグもやはり南アフリカ原産で、
木ではなく地面になる酸っぱい味のするイチジクだ。
これで作るジャムもなかなかうまい。
手作りジャムを園芸場に売りに来たおばちゃんが瓶一本まるごとくれたことがあった。
250gの瓶で50ランド(約500円)もする。
高くてとても自分で買える代物ではない、
でもその辺になっているサワーフィグなら正直食べ放題のようなもの。
腹がへったらこっそり頂いている。

DSC_0389.jpg


朝昼食にはよく庭になっているキャロブ(carob)を食べている。
キャロブはマメ科の植物で木にたくさんのさや状の実をつける。
ほうきの柄でコツっと実を触って地面に落とす。あとは拾って食べるだけ。
えだまめにそっくりな形のさやの中には甘いチョコレート味の果肉が詰まっている。

P1010622.jpg

地中海沿岸が原産のようだけど、イギリスからの移民がこの地に持ってきたようだ。
カロリーはチョコレートの3分の1、蛋白質も豊富に含まれている。
でもさすがに飽きた。でも食べている。
近くに店がないので食材を買いに行くのが面倒だから。
ちなみに自分以外周りでは誰も食べていない。

南ア原産ではないが、カートという麻薬の一種も栽培している。
イエメンやソマリアなどの飲酒が禁じられているムスリムの間で
人気の覚醒作用のある植物。

P1010506.jpg

口の中で時間をかけて葉っぱを噛み砕き、出てきた汁を飲み込む。
試してみたけど全然効かない。
コーヒーや酒、薬に慣れている人にはカートの効き目は弱すぎる。
イエメンとかエチオピアなど一部の国を除く多くの国でカートは非合法とされている。
南アフリカでも非合法だけど、育てるのはOKらしい。
でも袋詰めなどして売るのは違法行為で見つかれば逮捕されてしまう。

ツルバキアは僕のテントのすぐ横で暮らしている。
ワイルド・ガーリックという別名を持つ南ア原産の植物。
通常のニンニクと言えば球根が香辛料として使われるけど、
こいつは球根ではなく葉っぱがニンニク臭を放ち、パスタなどの料理にもってこいだ。
葉をそのまま使えば良いだけ。皮を剥く必要がないのがとても便利。
その臭い葉っぱとは対照的にツルバキアは紫花の可愛い花を咲かせる。
そのギャップがナイス。

DSC_0387.jpg


なんか植物に詳しくなってきている。
別にいいんだけれど、やっぱまずい気がする。
もう出発する準備はとうに整っている。
いっこうに受理されないビザの延長手続き。
長引けば長引くほど、どんどん植物知識が蓄積されていく。


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hiromu jimbo

Author:hiromu jimbo
I'm in a challenge to cycle around the world
since May 2009,started from Istanbul,Turkey.
Motivation for this journey just comes from big curiosity about the world.I'd like to see and feel the ordinary life of the people living in defferent cultures.

2009年5月末イスタンブールより
自転車世界一周挑戦中です。
世界で起きていることへの大きな好奇心がペダルを回しています。その土地で生きる人の日常生活を見ていけたらと思います。

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